活躍する卒業生
第2回 宮澤正明さん
フォトグラファー
処女作『夢十夜』でアメリカ写真界のアカデミー賞と称されるICP第1回新人賞を受賞。
菅野美穂の写真集“NUDITY”でもその名を刻み、女優、ミュージシャンなどの写真集から広告、雑誌、さらにはインターネット、モバイルまで幅広いメディアで活躍中。
さらに2005年の12月より、1300年の歴史を有する第62回伊勢神宮式年遷宮の記録を撮りおろす奉納写真家として本格的に活動を開始。
今回は同窓生の皆様に向けてメッセージをいただきました。
Q:中学の時どんな生徒だった?
A:中学の時、自分ではろくでもない生徒だったかな?硬派と軟派の中間点、すごく悪いわけでもなく、かといって決して優等生ではなかったな、久松入学だったので坊主で悪いこともできなかったしね。
Q:いつ頃からカメラマンの仕事をしようと思ったの?
A:いつ頃からという自覚はなく、昔から映画や絵画が大好きだった、特に映画が大好きで何をしようか考えた時、自身の性格が協調性のある性格ではなかったので、好きだった映画や絵画の道も考えた、しかし映画は団体作業で時間もかかる、絵画はとにかく時間がかかる、そんな中、写真は1人で出来て瞬間的な作業である、それが決め手となった。
大学に入ってから33歳頃までは、自分の作品も撮っていたが、仕事としてはほとんどが広告やファッション系の写真を撮っていた為、いわゆる業界人にしか認知してもらえない、より多くの人たちに見てもらうためにはこれじゃだめだと思い悩んでいた時、兄貴分と慕った人から悩むよりはやってみろと背中を押され、女の子たちを撮り始めたのがブレークのきっかけだった。
Q:四中時代を振り返り
A:とにかく楽しかった!小学校の時と違って、いろいろな部活もあり、いろいろな人と出会えた、何もかもが新鮮で無邪気なたのしい時を過ごせた。
Q:座右の銘、人生訓は?
A:思えばかなう!
思うことがその行動を作るきっかけになると思う、思いがあれば人は動く、思いを実現するためになさねばならないことが見えてくる、思いに向かってきたことで今の自分があるのだと思う。
Q:同窓生、後輩へのメッセージ
A:頑張りすぎすに無理をしないで自然体
自分のモチベーションを保つにあたり、常に自然体であることを心がけている。
がんばるなとは言わない、しかし無理をしてがんばりすぎると対誰かとなってしまい、その相手に対し嫉妬やねたみが生まれ、人を引きずり降ろそうとしたり、自分さえよければという考えが生まれてしまう。
無理をせず自然体であれば嫉妬や妬みではなく、人を応援しようという気持ちが出てくる、頑張りすぎない、無理をしない、人と比較しない自然体が一番だと思う。
今回同席した2期の同期生である三角先生と久々の乾杯インタビューを終えて
ふと考えてみれば、二期の卒業アルバムの表紙の文字を書いたのが宮澤君だった、すでにその片鱗を中学時代に見せていたことに、改めて感心した、昔、泥だらけ?になって一緒に遊んだ宮澤は、いまとてつもなく大きく、頼もしい卒業生となっている。